検証試験「VR訓練システムで技能講習を合格できるか?」

2023年1月20日(金)に、一般社団法人日本クレーン協会様と、京都府にある私立大学院様の共同研究の一環としてVRを使用した訓練効果の検証試験が開催されました。
検証試験では、「実物のクレーンで行っている実技講習を、VRで代替しても同様の効果が出るのか」という点の検証を行い、その際に当社の『小型移動式クレーンVR訓練システム』が採用されました。

検証内容は下記のとおりです。

開催場所:一般社団法人日本クレーン協会東京支部

通常の受講者:学科13時間、実技訓練に実物の小型移動式クレーンを使用(残りの実技時間は他の人のクレーン操作を見学しています)
10人一組で1台の小型移動式クレーン車を使用し、クレーンの基本動作、荷の振れ止め、実技試験コースの練習を行います。一人がクレーン車を操作できる時間は約1時間です。

VR訓練被験者:学科13時間(通常の受講者同様)、実技訓練にVRを使用(残りの実技時間は他の人のクレーン操作を見学しています)
通常の受講者と訓練時間を合わせるため、VR訓練を約1時間行いました。

実技講習において、行ったVR訓練は以下のとおりです。(各一回)
・レバー操作と動作確認
・試験コース分析
・試験コース体験
・模擬試験
(その他、不慮の事故を防止するため、実物のクレーンで実技試験コースを1周しています)

結果、実技試験は見事合格となりました。
(資格取得のルール上、VR訓練のために訓練場から約1時間退出しておりますので、資格自体は取得できません。被験者には同意の上、検証を行っていただいております)

この結果により、当社の『小型移動式クレーンVR訓練システム』が、クレーン操作技能習得のために有用であるということを示せたのではないかと考えております。

今後も、更にクオリティが高く、実物の訓練と遜色ないようなシステムを開発して参ります。

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小型移動式クレーンVR訓練システム公式HPはこちらから
https://crane-vr.com/